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保育園の求人票の書き方|応募につながる原稿作成のポイントを解説

保育園の求人票を出しているものの、「なかなか応募が来ない」「園の魅力がうまく伝わらない」と悩んでいませんか。

保育士不足が続く中で、求職者は複数の園の求人票を比較しながら、自分に合う職場を慎重に選んでいます。そのため、給与や勤務時間だけを並べた求人票では、ほかの園に埋もれてしまい、応募につながりにくくなります。

保育園の求人票で大切なのは、仕事内容や待遇を正確に伝えるだけでなく、求職者が「ここで働く自分」を具体的に想像できるように書くことです。

この記事では、保育園の求人票の書き方について、応募が集まらない理由、書く前に整理すべきこと、必ず記載したい項目、応募につながる例文、注意すべきNG表現まで解説します。

この記事でわかること

  • 応募が集まらない理由
  • 求人票を書く前に整理する3つのこと
  • 応募につながる求人票の書き方

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応募が集まらない理由

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応募が集まらない原因は、条件面だけではありません。
園の魅力が十分に伝わっていなかったり、求職者が知りたい情報が不足していたりすることで、応募の機会を逃しているケースもあります。

求人票は、求職者にとって園との最初の接点です。
まずは、応募につながりにくい求人票の特徴を確認しましょう。

仕事内容が抽象的になっている

求人票でよく見られるのが、「保育業務全般」とだけ書かれているケースです。

この表現だけでは、求職者は入職後の働き方を具体的に想像できません。同じ保育士募集でも、0歳児クラスを担当するのか、3歳児以上のクラスを担当するのかで業務内容は変わります。小規模保育園なのか、認可保育園なのかによっても、働き方や職員体制は異なります。

仕事内容を書く際は、担当予定の年齢やクラス、園児の定員、職員数、書類業務の内容、行事準備の有無、ICTシステムの導入状況などを入れると具体性が増します。

求職者が不安に感じるのは、「入ってみないと分からない」状態です。仕事内容を具体的に書くことで、応募前の不安を減らせます。

参考:厚生労働省 「魅力的な求人票を作るには

求職者が知りたい情報が足りない

保育士が求人票を見るときに知りたいのは、給与や勤務時間だけではありません。

実際には、残業の有無、持ち帰り仕事、休憩の取りやすさ、有給休暇の取得状況、新人やブランクのある人へのサポート体制、職員同士の雰囲気なども重視されています。

これらの情報がない求人票は、求職者にとって判断材料が少ない状態です。

「働きやすい職場です」と書くだけでは、具体的なイメージは伝わりません。たとえば、「残業少なめ」と書くよりも、「月の平均残業時間は5時間程度です」と書いた方が、求職者は安心して応募を検討できます。

求人票を作る際は、園側が伝えたいことだけでなく、「求職者が不安に思うことは何か」という視点で内容を見直すことが大切です。

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他園との違いが伝わっていない

保育園の求人票では、「アットホームな職場」「子ども一人ひとりに寄り添う保育」「働きやすい環境」といった表現がよく使われます。

これらの表現自体が悪いわけではありません。ただし、多くの園が同じような言葉を使っているため、そのままでは他園との違いが伝わりにくくなります。

たとえば、「子ども一人ひとりに寄り添う保育」と書く場合は、実際にどのような場面でそれを実践しているのかまで書く必要があります。

「当園では、子どもの気持ちが不安定なときに、無理に集団活動へ戻すのではなく、保育士が1対1で気持ちを受け止める時間を大切にしています」

このように、理念を具体的な行動に置き換えることで、園の保育方針が伝わりやすくなります。

求人票を書く前に整理する3つのこと

応募につながる求人票を作るためには、いきなり文章を書き始めないことが大切です。

まずは、採用したい人物像、自園の強み、求職者に伝えるべき情報を整理しましょう。この準備ができていないと、誰に向けた求人なのか、何を魅力として伝えるのかが曖昧になり、印象に残りにくい求人票になってしまいます。

① 採用したい人物像

最初に整理したいのは、「どのような人に応募してほしいのか」です。

保育士といっても、新卒、経験者、ブランクのある方、子育て中の方、主任候補など、求職者の状況はさまざまです。

新卒や経験の浅い保育士に来てほしい場合は、研修制度や先輩職員のサポート体制を強く打ち出す必要があります。一方で、経験者に来てほしい場合は、裁量のある働き方やキャリアアップ、主任候補としての役割などを伝えると響きやすくなります。

採用したい人物像を決める際は、経験年数、雇用形態、担当してほしいクラス、求める保育観、必要なスキルなどを整理しましょう。

ただし、求人票では年齢や性別を制限する表現に注意が必要です。人物像を設定することと、応募条件を不当に制限することは分けて考えましょう。

参考:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について

② 自園の強み

次に、自園の強みを整理します。

強みを考えるときは、園長や採用担当者だけで決めるのではなく、現場の職員にも聞いてみることをおすすめします。

求職者に響く魅力は、実際に働く職員が感じていることの中にあるからです。

たとえば、園側は「教育方針」を魅力だと考えていても、職員は「休憩が取りやすい」「相談しやすい」「行事前でも一人で抱え込まなくてよい」といった点に魅力を感じているかもしれません。

求人票に書きやすい強みには、職員配置に余裕がある、残業や持ち帰り仕事が少ない、ICTで事務作業を効率化している、新人へのフォロー体制がある、有給休暇を取得しやすい、産休・育休からの復帰実績があるなどがあります。

大切なのは、「働きやすい」で終わらせないことです。「なぜ働きやすいのか」まで具体的に書くことで、説得力が生まれます。

③ 求職者に伝えるべき情報

最後に、求職者が応募前に知りたい情報を整理します。

求人票では、園の魅力を伝えるだけでなく、求職者の不安を先回りして解消することが重要です。保育士が転職や就職を考えるときには、人間関係になじめるか、仕事量が多すぎないか、ブランクがあっても働けるか、子育てと両立できるか、園の保育方針が自分に合うかなどの不安を抱きやすいです。

そのため、仕事内容や待遇だけでなく、サポート体制、職員同士の雰囲気、残業や持ち帰り仕事の実態、休みの取りやすさなども整理しておきましょう。

たとえば、ブランクのある方に向けては、次のように書けます。

「ブランクのある方も、入職後は先輩職員と一緒にクラスに入りながら、少しずつ園の流れに慣れていただけます」

求人票は、園をアピールするためだけのものではありません。求職者の不安に寄り添い、「ここなら大丈夫かもしれない」と感じてもらうための文章でもあります。

保育園の求人票に書くべき項目

保育園の求人票では、求職者が応募を判断するために必要な情報を、分かりやすく整理して記載する必要があります。

情報が不足していると、求職者は不安を感じて他の求人へ移ってしまいます。ここでは、特に重要な4つの項目を解説します。

仕事内容

仕事内容は、求人票の中でも特に重要な項目です。

仕事内容を書く際は、担当クラス、園児の年齢、定員、保育補助か担任か、書類業務の内容、行事準備の負担、ICTの活用状況、1日の流れなどを入れましょう。

悪い例は、次のような書き方です。

「保育業務全般をお願いします」

この書き方では、実際に何をするのかが分かりません。

良い例は、以下のような書き方です。

「0〜2歳児を中心とした定員19名の小規模保育園で、保育業務を担当していただきます。複数名で子どもたちを見守る体制のため、一人で業務を抱え込むことはありません。連絡帳や日誌はICTシステムを活用し、事務作業の負担軽減にも取り組んでいます」

このように書くと、求職者は働くイメージを持ちやすくなります。

参考:厚生労働省 愛知労働局「魅力的な求人票を作るには

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待遇・福利厚生

給与や福利厚生は、求職者が必ず確認する項目です。

基本給だけでなく、各種手当や賞与、昇給、退職金制度などもできるだけ具体的に記載しましょう。

記載したい項目には、基本給、資格手当、処遇改善手当、通勤手当、住宅手当、賞与実績、昇給制度、社会保険、退職金制度、産休・育休制度、時短勤務制度などがあります。

特に保育士の場合、処遇改善手当や住宅手当は関心の高い項目です。

「手当あり」とだけ書くのではなく、金額や条件が分かる範囲で記載すると、求職者の安心感につながります。

たとえば、以下のように書くと具体性が出ます。

「処遇改善手当、住宅手当、通勤手当を支給しています。賞与は年2回、昇給は年1回あり、経験年数や役割に応じて給与に反映しています」

待遇面は、曖昧に書くと不信感につながります。できるだけ正確に、求職者が比較しやすい形で記載しましょう。

参考:厚生労働省「令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます

勤務時間・休日

勤務時間や休日は、求職者の働きやすさに直結する項目です。

特に保育士は、早番、遅番、土曜出勤、行事前の残業などがあるため、勤務条件を具体的に書くことが大切です。

記載したい項目には、開園時間、勤務時間、シフト例、休憩時間、残業時間の目安、持ち帰り仕事の有無、年間休日、土曜出勤の頻度、有給休暇の取得状況などがあります。

たとえば、次のように書くと、働き方が伝わりやすくなります。

「勤務時間は7:00〜19:00の間で実働8時間のシフト制です。早番、遅番は職員で調整し、偏りが出ないようにしています。月の平均残業時間は5時間程度で、行事前も職員同士で分担しながら準備を進めています」

残業や土曜出勤については、良く見せようとして曖昧にするよりも、実態に合わせて正直に書く方がミスマッチを防げます。

参考:厚生労働省「令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます

職場の雰囲気

保育士の転職では、人間関係や職場の雰囲気を重視する人が多くいます。

しかし、職場の雰囲気は文章だけでは伝わりにくいため、具体的な場面や制度を使って説明することが大切です。

たとえば、新人へのサポート体制、職員同士の相談のしやすさ、園長や主任との面談、チーム保育の体制、保育観を共有する機会などを書くと、働くイメージが伝わりやすくなります。

「明るい職場です」と書くよりも、次のように書く方が具体的です。

「入職後は、先輩職員が日々の流れや書類の書き方を一つずつ共有します。困ったことがあればクラス内だけで抱え込まず、主任や園長に相談できる体制を整えています」

職場の雰囲気は、抽象的な言葉よりもエピソードで伝えると、求職者に届きやすくなります。

応募につながる求人票の書き方

求人票に必要な項目を入れるだけでは、十分とはいえません。

応募につなげるためには、求職者が読みやすく、安心して行動できるような書き方を意識する必要があります。ここでは、求人票の反応を高めるための3つのコツを紹介します。

具体的な数字を入れる

求人票では、できるだけ具体的な数字を入れましょう。

数字があると、求職者は職場の状況を客観的に判断しやすくなります。

たとえば、定員19名、職員数12名、残業月平均5時間、年間休日120日、有給取得率80%、賞与年2回、産休・育休取得実績ありなどです。

「少人数の園です」と書くよりも、「定員19名の小規模保育園です」と書いた方が、規模感が伝わります。

「休みやすい職場です」と書くよりも、「有給休暇は半日単位で取得でき、職員同士でシフトを調整しています」と書いた方が、働きやすさの根拠が伝わります。

数字は、園の魅力を信頼できる情報に変える役割があります。

1日の流れを入れる

求職者が入職後の働き方をイメージしやすくするためには、1日の流れを入れることが効果的です。

特に保育園の仕事は、時間帯によって業務内容が変わります。朝の受け入れ、主活動、給食、午睡、記録、降園対応など、実際の流れが分かると安心感につながります。

たとえば、以下のように書けます。

7:30 順次登園、視診、自由遊び
9:30 朝の会、主活動
11:30 給食
12:30 午睡、連絡帳や日誌の記入
15:00 おやつ、午後の活動
16:30 順次降園、保護者対応
18:30 退勤

1日の流れを入れることで、求職者は「自分にもできそうか」「生活リズムに合いそうか」を判断しやすくなります。

休憩時間や書類作成の時間が確保されている場合は、その点も明記しましょう。

職員の声や写真を活用する

求人票では、文章だけでなく、職員の声や写真を活用することも効果的です。

保育園の雰囲気は、言葉だけでは伝わりにくいものです。実際に働いている職員のコメントや、園内の写真があると、求職者は職場の様子をより具体的に想像できます。

職員の声では、入職した理由、働いてみて感じた園の魅力、職員同士の関係、子育てとの両立、新人時代に助かったサポートなどを入れるとよいでしょう。

例文は以下の通りです。

「入職前はブランクがあり不安でしたが、最初は先輩職員と一緒にクラスに入り、園の流れを少しずつ覚えられました。困ったときにすぐ相談できる雰囲気があり、安心して働けています」

写真を使う場合は、職員の表情や保育室の雰囲気が分かるものを選びましょう。実際の園の雰囲気が伝わる写真を選ぶことが大切です。

また、求人票だけでなく、採用ページやSNSにも写真や動画を活用すると、園の雰囲気をより立体的に伝えられます。たとえば、職員インタビュー動画や園内紹介動画があると、文章だけでは伝わりにくい人柄や空気感を届けやすくなります。

写真や動画の素材を用意するのが難しい場合は、プロに撮影を依頼する方法もあります。株式会社チポーレの「動画制作ムービーくん」は、保育園の写真・動画撮影に対応したサービスです。求人票や採用ページに使える素材を整えておくと、求職者が園で働くイメージを持ちやすくなります。

保育園求人票の例文

ここからは、保育園の求人票で使いやすい例文を紹介します。

そのまま使うのではなく、自園の状況に合わせて調整してください。例文を参考にしながら、抽象的な表現を具体的な言葉に置き換えることが大切です。

例文①仕事内容

悪い例は、次のような書き方です。

「保育業務全般をお願いします。子どもたちと楽しく過ごせる方を募集しています」

この文章では、担当する年齢や業務量、職員体制が分かりません。

改善する場合は、次のように書きます。

「0〜2歳児を中心とした定員19名の小規模保育園で、保育業務を担当していただきます。食事、午睡、遊び、着替えなど、子どもたちの生活を見守りながら、一人ひとりの成長に合わせた関わりを大切にしています。書類業務はICTシステムを活用しており、職員同士で分担しながら進めています」

認可保育園の場合は、次のような例文も使えます。

「0〜5歳児をお預かりする認可保育園です。入職後は経験や希望を考慮し、担当クラスを決定します。複数担任制を取り入れているため、行事準備や保護者対応も一人で抱え込まず、チームで進められる環境です」

仕事内容の例文では、具体性と安心感の両方を意識しましょう。

例文②働きやすさ

働きやすさを伝えるときは、「働きやすい職場です」で終わらせないことが大切です。

悪い例は、次のような書き方です。

「残業が少なく、働きやすい環境です」

このままだと、どの程度残業が少ないのか分かりません。

改善する場合は、次のように書きます。

「月の平均残業時間は5時間程度です。連絡帳や日誌はICTシステムを活用し、書類作成の時間を短縮しています。行事前の制作物も職員で分担して進めるため、一人に負担が偏らないようにしています」

子育て中の保育士に向ける場合は、以下のような例文も効果的です。

「子育て中の職員も在籍しており、学校行事や急なお休みの際は職員同士で協力しながらシフトを調整しています。産休・育休から復帰した職員もおり、ライフステージが変わっても働き続けやすい環境づくりを進めています」

働きやすさは、制度名だけでなく、実際にどのように運用されているかを書くと伝わりやすくなります。

例文③園の雰囲気

園の雰囲気を伝えるときは、抽象的な言葉を具体的な場面に置き換えましょう。

悪い例は、次のような書き方です。

「アットホームで明るい職場です」

この表現はよく使われますが、具体的な様子が伝わりにくいです。

改善する場合は、次のように書きます。

「職員同士で日々の子どもの様子を共有しながら、クラスを越えて協力することを大切にしています。新人職員やブランクのある方も、分からないことをすぐに相談できるよう、主任や先輩職員が日々の業務をサポートします」

保育方針を伝える場合は、以下のように書けます。

「当園では、子どもが安心して気持ちを表現できる関わりを大切にしています。不安な様子があるときは、無理に集団活動へ戻すのではなく、保育士が1対1で気持ちを受け止める時間をつくっています」

園の雰囲気は、言葉の印象だけでなく、日々の保育や職員同士の関わりから伝えることが大切です。

求人票作成で注意したいNG表現

応募を増やしたいからといって、求人票で誤解を招く表現を使うのは避けるべきです。

求人票の内容と実際の働き方に差があると、入職後の不信感や早期離職につながります。また、求人票には法令上注意が必要な表現もあります。公開前に必ず確認しましょう。

抽象的すぎる表現

「アットホームな職場」 「やりがいのある仕事」 「子どもが好きな方歓迎」 「働きやすい環境」

このような表現は、求人票でよく使われます。しかし、これだけでは園の特徴が伝わりません。

抽象的な表現を使う場合は、その根拠となる具体例を添えることが大切です。

たとえば、「アットホームな職場」と書くなら、職員同士の関わりや相談体制を具体的に書きましょう。

「働きやすい環境」と書くなら、残業時間、有給取得、ICT活用、職員配置などの情報を入れましょう。

抽象的な言葉は、具体的な情報とセットで使うことで、初めて説得力が生まれます。

実態と異なる誇張表現

求人票では、実態と異なる表現を使わないことが重要です。

たとえば、実際には残業が発生しているにもかかわらず「残業ゼロ」と書くと、入職後のトラブルにつながります。

また、「持ち帰り仕事なし」「休みやすい」「人間関係が良い」などの表現も、実態と合っているか確認が必要です。

誇張表現は、一時的に応募数を増やす可能性があります。しかし、入職後にギャップが生まれれば、早期離職や悪い口コミにつながることもあります。

たとえば、行事前に残業が発生する場合は、次のように書くこともできます。

「行事前は準備のために残業が発生する場合がありますが、制作物や準備物は職員で分担し、一人に負担が偏らないようにしています」

このように書けば、実態を隠さずに、園としての工夫も伝えられます。

年齢や性別を限定する表現

求人票では、年齢や性別を限定する表現に注意が必要です。

募集や採用において、年齢を理由に応募を制限することは、原則として禁止されています。

たとえば、以下のような表現は避けた方がよいでしょう。

・20代歓迎 ・若い方歓迎 ・女性保育士募集 ・主婦歓迎 ・35歳までの方

一方で、「未経験歓迎」「ブランクのある方歓迎」「子育て中の方も働きやすい環境です」といった表現は、対象者を不当に制限しない形であれば使いやすい表現です。

求める人物像を伝えたい場合は、年齢や性別ではなく、スキルや姿勢で表現しましょう。

「子ども一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、チームで保育を進められる方を歓迎します」

このように書くと、法令面に配慮しながら、園が求める人物像を伝えられます。

参考
厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について

ハローワークインターネットサービス「年齢制限該当事由について

求人票を改善しても応募が来ない場合に見直すこと

求人票を改善しても応募が増えない場合は、原稿以外の部分も見直す必要があります。

特に重要なのは、応募までの導線と応募後の対応です。どれだけ求人票の内容が良くても、応募しにくい状態になっていると機会を逃してしまいます。

見直したいポイントは以下の通りです。

・応募ボタンや問い合わせ先が分かりやすいか ・園見学だけでも受け付けているか ・応募後の返信が早いか ・電話だけでなく、LINEやメールでも連絡できるか ・採用ページやSNSと求人票の内容が一致しているか ・写真や職員インタビューなど、追加情報が見られるか

保育士の転職では、すぐに応募するよりも、まずは園見学や問い合わせから始めたい人もいます。そのため、求人票には「見学だけでも可能」「質問だけでも歓迎」といった一文を入れておくと、求職者が行動しやすくなります。

また、応募後の返信が遅いと、求職者が他園へ流れてしまう可能性があります。採用活動では、求人票の改善だけでなく、応募後のコミュニケーションも重要です。

応募者とのやり取りをスムーズにしたい場合は、LINEを活用した採用導線を整える方法もあります。

株式会社チポーレの「採用担当らいん君」は、LINE公式アカウントを活用して、園の採用情報を求職者に発信できるサービスです。保育方針や園の雰囲気を伝えやすく、求職者とのミスマッチ予防や応募後のやり取りの効率化にもつなげられます。

求人票で興味を持ってもらい、LINEや採用ページでさらに園の魅力を伝える流れを作ることで、応募につながる可能性を高められます。

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まとめ

保育園の求人票で応募を集めるには、給与や勤務時間などの条件を並べるだけでは不十分です。

求職者が知りたいのは、「自分がその園で安心して働けるかどうか」です。そのためには、仕事内容、待遇、勤務時間、職場の雰囲気を具体的に書き、入職後のイメージを持てる求人票にする必要があります。

特に大切なのは、以下のポイントです。

・仕事内容は「保育業務全般」で終わらせず、担当クラスや業務内容まで書く ・働きやすさは、残業時間や有給取得など具体的な情報で伝える ・園の雰囲気は、職員同士の関わりや保育の場面で表現する ・抽象的な言葉や誇張表現を避ける ・年齢や性別を限定する表現に注意する ・求人票だけでなく、応募後の導線も見直す

求人票は、園の魅力を一方的に伝えるための文章ではありません。

求職者の不安に寄り添い、「ここで働いてみたい」と思ってもらうための大切な接点です。自園らしさが伝わる求人票を作り、採用したい保育士との出会いにつなげましょう。

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執筆者情報

上杉 功(うえすぎ いさお)株式会社チポーレ代表取締役。

保育士の採用や園児集客をサポートするサービスを展開中。保育士や園長の負担軽減と保育の質の向上を目指し、現場に即したサービスや情報発信を日々行っております。


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