【例文つき】退職する保育士への心温まるメッセージを相手別に紹介!書く際のポイントもチェック
退職する保育士さんに感謝の気持ちを伝えたい――。
けれど、いざメッセージを書こうとすると「どんな言葉がふさわしいのか分からない」「気持ちをどう表現すればよいか迷う」と感じる方も多いのではないでしょうか。
日々子どもたちのために力を尽くしてきた保育士さんに、心のこもったメッセージを贈ることは、送り出す側にとっても大切な節目です。
ちょっとした一言でも、そこに思いやりと感謝の気持ちが込められていれば、相手の心にしっかりと届くはずです。
この記事では、園長先生や主任、親しい先輩、同期や後輩など、どんな立場でも関係性ごとに使えるメッセージ例文を豊富にご紹介します。
さらに、書き方のポイントや避けたい表現、例文を活用する際のコツなども丁寧に解説します。
そのまま使える例文だけでなく、相手に合わせて気持ちを届けるヒントが満載です。
保育士さんの退職に際して、心を込めたメッセージを贈りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
退職メッセージ例文|園長先生や主任の立場から送る場合
導入文退職する保育士に、園長や主任の立場から感謝を伝える場面では、丁寧さと温かさのバランスが大切です。
日々の貢献をねぎらい、今後の活躍を応援する言葉を添えることで、心に残るメッセージになります。
ここでは、目上の立場から贈る実用的な文例を3つ紹介します。
例文1 (長年勤務した職員へ)
〇〇先生、これまで本当にお疲れさまでした。
長い間、子どもたちと保護者のために尽くしてくだり、心から感謝しております。〇〇先生の明るく穏やかな保育は、多くの園児に安心を与えてくれました。私たち職員も多くのことを学ばせていただきました。
これからも、〇〇先生らしく、笑顔あふれる毎日をお過ごしください。
例文2 (家庭の事情による退職)
〇〇先生、このたびはご家庭のご事情によるご退職とのこと、寂しさはありますが、ご決断に敬意を表します。
短い間でしたが、先生の誠実な保育姿勢と優しさは、職員にも大きな影響を与えてくれました。どうかこれからも、ご自身とご家族の時間を大切にお過ごしください。
またどこかでご一緒できる日を楽しみにしております。
例文3 (育休や出産退職のケース)
〇〇先生、ご出産を控えてのご退職、本当におめでとうございます。
これまでたくさんの園児に注いできた愛情が、これからはご自身のお子さまに注がれていくのだと思うと、嬉しさと寂しさが入り混じる気持ちです。
お身体を大切にお過ごしください。
退職メッセージ例文|親しい先輩保育士に送る場合
日々の業務をともに乗り越えてきた先輩保育士の退職は、とても感慨深いものです。
尊敬と親しみの気持ちを込めて、素直な感謝を伝えることが大切です。思い出を添えると、より温かく心に残るメッセージになります。
ここでは、保育士との関係性を大切にした例文を3つ紹介します。
例文1
〇〇先生、今まで本当にありがとうございました。
最初は右も左も分からない私に、いつも笑顔で声をかけ、温かく見守ってくださったこと、今でも忘れられません。先生と一緒に働けた日々は私の宝物です。
これからの道が、先生にとって実りあるものでありますよう心よりお祈りしています。
例文2
〇〇先生、今まで本当にお疲れさまでした!
一緒に残って制作をした日や、子どもたちのいたずらに二人で笑った時間など、どれも思い出深いです。先生の明るい存在が職場に与えてくれた安心感に感謝しています。先生の明るさとユーモアが、職場の雰囲気をいつもやわらかくしてくれました。
これからもどうか元気で、〇〇先生らしく笑顔いっぱいで過ごしてくださいね。
例文3
〇〇先生、短い期間でしたが、大変お世話になりました。
保育の仕事に対する丁寧な姿勢、子どもへのやさしい関わり方など、学ぶことが多くあり、いつも私のお手本でした。
退職されるのは寂しいですが、先生の今後のご活躍を心から応援しています。
退職メッセージ例文|同期や後輩保育士に送る場合
同期や後輩の保育士に送るメッセージでは、気負わずに、率直な感謝や応援の気持ちを伝えることが大切です。
ともに過ごした時間への感謝や、今後への期待を自然な言葉で表しましょう。
ここでは、関係性に合わせた3つの例文を紹介します。
例文1
〇〇ちゃん、これまで本当にお疲れさまでした。
一緒に入ったあの日から今日まで、うれしいこともつらいことも、たくさんの時間を共有できたことに感謝しています。笑い合いながら仕事ができたことが、毎日の大きな支えでした。
これからの道も、〇〇ちゃんらしく一歩ずつ進んでいってくださいね。ずっと応援しています!
例文2
〇〇さん、短い間でしたが、本当にありがとう。
いつも明るく前向きにがんばる姿に、こちらが元気をもらっていました。分からないことにも一生懸命取り組む姿勢に、後輩ながら尊敬していました。
新しい環境でも、そのままの〇〇さんでいてくださいね。応援しています!
例文3
〇〇さん、今まで一緒に働けて本当に良かったです。
最初は不安そうだった姿が、今では立派な保育士さんに成長し、心から頼もしく感じていました。寂しくなりますが、〇〇さんのこれからの活躍を心から願っています。
またいつか、どこかで会えるのを楽しみにしています!
退職メッセージを書く時のポイント5選
退職メッセージを書くときには、気持ちを伝えるだけでなく、相手との関係や状況に応じて表現を工夫することが大切です。
ここでは、心のこもったメッセージを書くための5つのポイントをご紹介します。
ポイント① 相手との距離感を踏まえたメッセージを書く
親しい関係の相手には、柔らかい表現や砕けた言い回しが適しています。
一方で、目上の方やあまり接点のなかった相手には、礼儀を意識した丁寧な言葉遣いが必要です。
関係性に合わせて文体を調整することで、失礼なく気持ちが伝わりやすくなります。
ポイント② 仕事についての思い出を添える
共通の思い出やエピソードを添えると、より気持ちが伝わります。具体的な出来事を交えることで、オリジナリティが生まれ、印象にも残りやすくなります。
ポイント③ 退職理由に応じた内容にする
転職・出産・育児など、退職の理由が分かっている場合は、その内容に触れて応援の気持ちを伝えると良いでしょう。
ただし、理由に触れることで相手が気にする可能性がある場合は、あえて触れない選択も大切です。
ポイント④ 相手についての個人的な気持ちを伝える
「〇〇先生のやさしい笑顔が好きでした」「子どもたちへの姿勢が尊敬でした」など、相手への具体的な印象を伝えると、より心が伝わります。
定型文よりも、自分の言葉で思いを込めることが大切です。
ポイント⑤ できるだけ自分の言葉で伝える
例文を参考にしつつも、自分自身の言葉でアレンジすると、より気持ちが伝わります。
長文でなくても構いません。「ありがとう」「応援しています」といった短い言葉も、まっすぐに伝えることができます。
退職メッセージ例文を活用する際のアドバイス
例文をそのまま使うだけでは、心のこもったメッセージにはなりません。大切なのは、相手のことを思いながら言葉を選ぶことです。
ここでは、例文をより効果的に活用するための2つのアドバイスをご紹介します。
テンプレートに頼りすぎず個性を出す
例文はあくまで参考にするものであり、そのままコピーして使うことが目的ではありません。相手との思い出やエピソードを交えて、自分の言葉で書き加えることで、オリジナリティのあるメッセージになります。
「自分にしか書けない一言」があるだけで、相手の心に残るメッセージになります。
受け取る側の状況を考慮したメッセージ
退職理由や相手の心境によって、受け取り方が変わることもあります。
例えば、家庭の事情で急な退職となった場合、あまり踏み込んだ言葉は避け、気遣いを優先しましょう。また、体調不良での退職であれば、「まずはご自愛ください」など、相手を思いやる言葉を意識しましょう。
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【執筆者情報】
上杉 功(うえすぎ いさお)株式会社チポーレ代表取締役。
保育士の採用や園児集客をサポートするサービスを展開中。保育士や園長の負担軽減と保育の質の向上を目指し、現場に即したサービスや情報発信を日々行っております。